2020-07-15(水)
午前8時、岡崎の空です。(撮影・店の屋上から)
定休日の二日間は第61期王位戦をAbemaVで観戦した。
そして結果は報道通り、藤井七段が木村王位に逆転勝ちした。
二日目の昨日はAIの形勢判断が20対80にまで藤井七段が追い込まれていた。
過去のプロ棋士たちの対戦でもここからの逆転は見たことがない。
どうやって大逆転して行ったかの凄いプロセスを見ることが出来て僕は最高の一日を得た。
防戦一方だった藤井七段が木村王位の4二歩の緩手を見逃さずに、自陣の防御を放置して相手陣内へ4八角成りと突っ込んだ手。
この一手は藤井七段が本局で初めて敵陣に攻撃をかけた一手だった。
感想戦で『開き直って指しました』と藤井七段。
この一手でAIの形勢判定はひっくり返った。
放置すれば藤井七段の玉が詰むかもしれない局面だった。
持ち時間に追われながらもAI同様の判断を下した藤井七段の読みの深さと大局観の凄さをあらためて見せていただいた。
AbemaVより↑
木村王位が投了した局面。
王位の無念さは自分にも深く伝わった。
立会人の深浦九段(写真左から二人目)の表情から木村王位が勝っていた将棋なのになぁ~、と言うような様子が垣間見える。
この将棋では最後まで諦めずに集中し続ければチャンスが来ると言うことを教えてくれた。
集中していないと『4二歩』が緩手だと言うことに気づかない。
僕は仕事や大好きな釣りで生かしたい。
定休日の二日間が雨で良かった。晴れなら釣りだった。
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